栗生沢の三ツ獅子由来と歴史

2008年10月06日

獅子頭由来

栗生沢の三匹獅子は、最奥の村で伝承されてきたせいか古風のまま今日まで保持されてきた。村人は「三ツ獅子」と呼んでいる。安政4年(1857)7月に中荒井村から伝授古文書ともども、そっくり引き継いだ。

 

村の鎮守「大山神社」歴史

日光東照宮建立の際、地固めに舞ったという伝承があり、そのとき遅刻をして、わらじのまま舞ったという。それ以来今日までわらじで舞っている。大正9年(1919)7月16日付けで「三ツ獅子起源概説」という巻物を受領したという記録がある。この三ツ獅子は厄除け、火伏せの信仰を持っている。

祭事神社に入る行列

村の鎮守「大山神社」に疫病よけ、火伏せとして毎年奉納されてきている。祭礼の前夜と当日に、また旧盆には「あらため」と称した若者育成の舞が催される。、その他には随時、火伏せの獅子舞として、建設の地固めや落成などの時にも舞っている。習得には笛7年、獅子5年、歌3年を要していたという。舞は勇壮にして激しく、笛の音色は力強く、し社殿合掌り跳ね上がり調と独特だ。前庭、後庭でおおよそ2時間の演出となる舞だ。

不思議な歌??

 獅子舞の歌は全部で48種類。独特の言い回しがあり、聴いている人には全くわからない。皆同じに聞こえてしまう。もともと獅子舞は各地を巡行して各地の情報を伝える役目を帯びていたのだ。今で言うスパイだ。それゆえ情報を歌に託し、聴衆には判らないよう歌って伝達していたという。歌は一様に「まぁ〜はんが、あぁ〜はんが、え〜」だが、そのうちの適当なものを挙げてみよう。五、七、五、七、七調の和歌だ

(歌はじめ)友達の引いてなされしこの獅子を、我等が被るご免くだされ

(庭入りの歌)舞り来て四方の庭を眺めれば四方清めの枡形の庭

(獅子転びの歌)天神の龍の駒石に獅子がつまづきご免くだされ

(安全の歌)天は海、星はさざなみ、月は船 かづらうの漕がうぞよ達

などなど、しかし一様に「まぁ〜はんが、あぁ〜はんが、え〜」なのだ。子供の頃から、節は良い旋律なのだが歌詞の意味がちっともわからなかった。歌は是非とも覚えたいのもだ。いつの日にか。

 



夢追人yudakoji28 at 11:05コメント(2)トラックバック(0)